長崎県五島市玉之浦の井持浦教会を訪れました。ルルドという洞窟の聖母と奇跡の泉があり、キリスト教徒の巡礼の場所でした。れんが色の教会堂と白亜の祈りの場が荘厳で美しい教会です。
![井持浦教会](https://sanngo.com/wp/wp-content/uploads/2019/04/2014-05-11-11.33.30-01.jpg)
こんにちは、さんごです。
(*’ω’*)
2014年の初夏、
夫婦で長崎県五島の、
教会を巡りました。
今日の旅レポは、
玉之浦地区の、
井持浦教会です。
ここには、
ルルドという、
私には聞きなじみのない場所が。
(@_@)
由来を知ると、
洞窟にマリア様が居る意味が、
分かりました。
(*´ω`*)
井持浦(いもちうら)教会
歴史と旅レポ
井持浦教会は、
長崎県五島市玉之浦にあります。
![井持浦教会](https://sanngo.com/wp/wp-content/uploads/2019/04/goto-churchmap-imochi.jpg)
本島からの連絡口、
福江港や福江空港から、約40km。
島の反対側の、
一番遠い所ですね。
(・_・)
玉之浦地区は、
かつて大村藩主の側近などが、
キリシタンゆえに流刑された場所。
流刑者たちが藩の重要な産物である
「塩」の生産を担っていたことと、
福江港から離れた地であったことから、
明治初期のキリスト迫害を、
唯一逃れた地区なのだそうです。
(・o・)
井持浦教会は、
1895年(明治28年)に、
フランス人宣教師アルベルド・ペルーの指導によって、
建立されました。
![井持浦教会](https://sanngo.com/wp/wp-content/uploads/2019/04/2014-05-11-11.34.00-01.jpg)
最初の教会堂は、
五島で初の、
れんが建築による教会堂でした。
島内の建築物が、
木造かられんが造りへ移行する
先駆けとなったそうです。
ただ、
1987年の台風で被害を受けたため、
当時のれんが造りの教会堂は、
取り壊されました。
現在の教会堂は、
1988年(昭和63年)に建てられた、
コンクリート造りで、
外壁はタイル張りです。
![](https://sanngo.com/wp/wp-content/uploads/2019/04/2014-05-11-11.34.29-1.jpg)
中に入ると、
中央に赤いカーペットが敷かれ、
左右に長椅子20脚以上。
大きな礼拝室です。
壁や天井は一面真っ白。
高い天井から下がる灯り、
壁のランプ、
ステンドグラスから入る光で、
とっても美しく荘厳な雰囲気です。
※教会の聖堂内部は原則的に撮影禁止のため写真はありません
教会堂の丘の少し下に、
「水の聖母堂」という建物があります。
![](https://sanngo.com/wp/wp-content/uploads/2019/04/2014-05-11-11.31.16-01.jpg)
ここは、
キリスト教や教会に関する資料などが、
置いてありました。
ルルド
井持浦教会は、
敷地内にあるルルドで有名です。
ルルドとは、
南フランスの町の名前。
「1858年にルルドのある洞窟で、
少女の前に聖母マリアが姿を現し、
そこに数々の難病を治す、
奇跡の泉が湧き出た」という故事に由来する、
カトリックの聖地の名前なのです。
1891年にバチカンで、
このルルドの洞窟が再現されました。
これを模して、
ペルー神父が呼びかけ、
五島全域の信徒が、
島内の奇岩・珍岩を持ち寄り、
1899年(明治32年)に建設されたのが、
井持浦のルルドなのだそうです。
そのルルドがこちら。
![井持浦教会](https://sanngo.com/wp/wp-content/uploads/2019/04/2019-04-28-003.jpg)
日本で最初のルルドです。
故事のとおり、
聖母マリア像が、
洞窟に収められていますね。
その下に泉が作られています。
このルルドでは、
本場の奇跡の泉から霊水を取り寄せ、
この洞窟横の泉水に、
注ぎ入れているのだそう。
なので、
この霊水とルルドのために、
今も日本全国から、
多くの巡礼者が訪れています。
教会堂には、
巡礼者用に、
泉水入れのボトルもあります。
(*´ω`*)
私たちが訪れた時は、
このようなアーチがありました。
![井持浦教会](https://sanngo.com/wp/wp-content/uploads/2019/04/2014-05-11-001.jpg)
ルルド祭。
この時は分かりませんでしたが、
帰って調べてみると、
島内の信者の方々が集まる、
イベントだったようです。
大規模なミサなどが、
行われるのでしょうね。
あ、
だから、
教会堂の入り口に、
![井持浦教会](https://sanngo.com/wp/wp-content/uploads/2019/04/2014-05-11-11.36.56-01.jpg)
マリア様が乗った、
御神輿が置いてあったのかな!?
(*´ω`*)
特に信仰のない私たちですが、
人の気配がない礼拝堂でも、
心配りというか、
厳かな緊張感というか、
信仰を大切にする方々の、
静かな意志を感じられました。
美しい場所でした。
(*^_^*)
入場料と時間
◆入場料:無料
※献金箱にご寄付をお願いします
◆見学時間:9:00~17:00
※ミサ、冠婚葬祭時には不可の場合もあります
◆休館日:なし
※都合により閉まっている場合もあります
アクセス
◆住所
〒853-0411
長崎県五島市玉之浦町玉之浦1243
◆アクセス
※福江港・福江空港から約40km
車:福江港→70分
五島バス:福江玉の浦線(90分)→ルルド前バス停から徒歩1分
◆駐車場:無料
普通車5台(大型バス可)
※但し、ミサ時は一般観光客使用不可
◆連絡先
井持浦(いもちうら)教会
TEL 0959-87-2023
教会を訪れる時のマナー
教会は、
美しく見どころの多い施設です。
ですが、
観光施設ではなく、
信者の方々の神聖なお祈りの場所。
なので、
教会を訪れる時は、
マナーを守って、
見せていただきましょう。
(*’ω’*)
教会は観光施設ではありません。カトリック信者の方々が、日々大切に守り、ミサにあずかり、洗礼式、結婚式、葬儀など日常生活の中で信仰を生きている“神聖な祈りの場”です。教会を訪問される方も、教会の中では“観光”というより、“巡礼”なのだという気持ちで訪れていただき、より深い“あなただけの時間”を過ごしてほしいと思います。
五島の島たび by 五島市観光協会
こちらも参考になります→五島市「教会を訪れる際のマナー」
夫婦旅あるある
旅行を計画するとき、
夫婦で役割が違います。
というか、
得意分野が違う。
(゜o゜)
私は交通手段と時刻の検索。
いかに効率よく移動するか、
そこにエネルギーを注ぐ。
( ̄ー ̄)
旦那はキャンペーンや回数券の検索。
いかにお得に旅するか、
そこが大事。
( ̄▽ ̄)
このあたりは、
うまいこと、
かみ合ってます。
(*^^)v
問題は、
目的地が決まらないこと。
(/・ω・)/
「どこ行く~?」
「どこでもいいよ~」
「見たいところは~?」
「好きなとこでいいよ~」
「あたしもどこでもいいよ~」
これを1日2日続けないと、
どっちもエンジンがかからない。
ものすごくめんどくさい夫婦です。
( ̄▽ ̄)
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