五島の教会を知る:繁敷教会-人里離れた山の奥深くにひっそりとたたずむ教会

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長崎県五島市富江町の繁敷教会は細い細い山道を進んだ場所にひっそりとたたずんでいました。こんな所に人家と教会がある。それはキリスト教迫害の歴史を垣間見るような信仰の強さを感じる場所でした。

繁敷教会

こんにちは、さんごです。
(*’ω’*)

2014年の初夏、
長崎県五島の教会巡り。

今回は、
五島市富江町の、
繁敷教会です。

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繁敷(しげじき)教会

歴史と旅レポ

繁敷教会は、
長崎県五島市富江町にあります。

繁敷教会

地図で見ると、
海の近くのようですが、

実は、
繁敷ダムの脇から入る、
山深い高地なのです。
(・o・)

繁敷地区は、
潜伏キリシタンの2代目の家族が、
1853年に山に入り、
田を開いたことに始まる場所です。

五島におけるキリスト教迫害の嵐は、
この山奥の地にも押し寄せ、
1870年(明治3年)からは、
厳しく辛い苦しみが、
長く続いたといいます。

苦難を乗り越えた信徒たちは、
1919年(大正8年)に、
現在地ではなく、
山のふもとの平地に、
最初の教会を建てました。

しかし、
1943年(昭和18年)ごろ、
寝泊りしていた人の火の不始末で、
焼失してしまいました。

1948年(昭和23年)、
教会を再建しましたが、
繁敷ダムの建設区域内だったため
取り壊されることに。

26年の歳月を経て、
1974年(昭和49年)、
繁敷ダムの脇を入った、

木々覆う山道を登りつめた、
山の奥のわずかな土地に、
現在の教会が建てられたそうです。
(・o・)

ここへ向かうには、
車しか手段がありません。

地図に従って、
繁敷ダムの方面へ。

繁敷教会

あわや見落としそうだった
この看板に沿って、
山道を進んでいきます。

看板から教会まで、
あと2.5km。

繁敷教会

道はどんどん険しくなります。

美しい景色なのですけど。。

さてこの先に、
本当に民家や教会が、
あるのでしょうか??
(@_@)

あ!

繁敷教会

家らしきものが!
(‘ω’)ノ

なんと、
突如現れたこの家屋が、

繁敷教会

繁敷教会でした。
(*´ω`*)

登ってきた道は、

繁敷教会

その先で終わりかな?

つまり、
この教会と信者さんのためだけの、
道なのですね。

山奥の土地を田に開墾し、
そこに教会を建てたため、

この教会は、
山の田教会とも呼ばれるそうです。
(・_・)

中の礼拝室は、
質素ながらも、
整然として美しい。

※教会の聖堂内部は原則的に撮影禁止のため写真はありません

天井と壁は白く、
明るい聖堂です。

いつでも人を迎えられるように、
日頃から大切にされていることが、
よく分かります。

繁敷教会

たどり着くことさえ大変な土地に、
人が住み、
教会がある。

キリスト教迫害の歴史と、
人々の信仰の強さを、
感じられずにはいられない場所でした。

(*’ω’*)

入場料と時間

◆入場料:無料
※献金箱にご寄付をお願いします

◆見学時間:9:00~16:00
※ミサ、冠婚葬祭時には不可の場合もあります

◆休館日:なし
※都合により閉まっている場合もあります

アクセス

◆住所
〒853-0204
長崎県五島市富江町繁敷道蓮寺

◆アクセス
※福江港から約14km
車:福江港→30分

駐車場:有(2台)
トイレ:無

教会を訪れる時のマナー

教会は、
美しく見どころの多い施設です。

ですが、
観光施設ではなく、
信者の方々の神聖なお祈りの場所。

なので、
教会を訪れる時は、
マナーを守って、
見せていただきましょう。

(*’ω’*)

教会は観光施設ではありません。カトリック信者の方々が、日々大切に守り、ミサにあずかり、洗礼式、結婚式、葬儀など日常生活の中で信仰を生きている“神聖な祈りの場”です。教会を訪問される方も、教会の中では“観光”というより、“巡礼”なのだという気持ちで訪れていただき、より深い“あなただけの時間”を過ごしてほしいと思います。

五島の島たび by 五島市観光協会

こちらも参考になります→五島市「教会を訪れる際のマナー」

旅あるある

わが家の車は、
ナビをつけていません。

でもスマホがあるから、
大丈夫。
( ̄ー ̄)

使い慣れているスマホナビ。

車に乗る前から、
悠々調べておけます。

ただ、

たまに困ることが。

(´・ω・)

山道に入り込むと、
圏外になって、
役に立たない。。。

それでもめげない夫婦です。

( ^^) _旦~~

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さんごスタイル

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