長崎県五島市の半泊教会は、福江島の北の端にあります。有名な教会建築の鉄川与助の施工ですが他の荘厳な教会と違って簡素なたたずまいです。教会内部は白い壁に水色のふちどり。優しく清らかな空間が広がります。
こんにちは、さんごです。
(*’ω’*)
2014年初夏の、
五島教会巡り。
福江島の最後は半泊教会です。
半泊(はんとまり)教会
歴史
半泊教会は、
長崎県五島市戸岐町にあります。
江戸時代末期、
弾圧から逃れて、
大村藩からやってきたキリシタンの数家族が、
小さな浜に上陸しました。
土地が狭かったので、
その半数だけがここに留まり、
半数は三井楽へと向かったことから、
この地は、
半泊(はんとまり)と、
呼ばれるようになったそうです。
1922年(大正11年)
アイルランドからの寄附と、
信徒たちの労働奉仕により、
教会が建てられました。
名工鉄川与助の施工で、
三廊式の教会が、
工期三年を要して完成しました。
(外観の写真がないので案内板を載せました)
1927年(昭和2年)
教会を台風の被害から守るため、
半泊海岸の石を集めて、
教会正面に防風石垣を築きました。
現在に至るまで、
大切に維持管理されています。
外観は民家のようですが、
内部は白い壁に水色のふちどりの、
優しい空間が広がっています。
※外観、内部の様子は五島市のサイトでご覧になれます。
→五島市「半泊教会」
入場と時間
◆入場料:無料
※献金箱にご寄付をお願いします
◆見学時間:9:00~17:00(冬期16時まで)
※ミサ、冠婚葬祭時には不可の場合もあります
◆休館日:なし
※都合により閉まっている場合もあります
アクセス
◆住所
〒853-0054
長崎県五島市戸岐町半泊1223
◆連絡先
半泊教会
TEL:095-846-4248
◆アクセス
車:福江港→30分(約15km)
駐車場:有
教会を訪れる時のマナー
教会は観光施設ではありません。カトリック信者の方々が、日々大切に守り、ミサにあずかり、洗礼式、結婚式、葬儀など日常生活の中で信仰を生きている“神聖な祈りの場”です。教会を訪問される方も、教会の中では“観光”というより、“巡礼”なのだという気持ちで訪れていただき、より深い“あなただけの時間”を過ごしてほしいと思います。
五島の島たび by 五島市観光協会
こちらも参考になります→五島市「教会を訪れる際のマナー」
旅コラム
五島の教会はどこも、
弾圧に耐える歴史を通って、
今に至っています。
思えば、
五島や教会に限らず、
日本中、世界中、どの場所でも、
何らかの歴史を経て、
今があるのですね。
自分が住んでいる場所が、
どんな歴史を持っているのか。
自分の祖先が、
どんな時代を生きたのか。
旅先で歴史に触れると、
ふとそんなことも、
考えてしまいます。
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