小さな船で五島嵯峨島へ。きびなごおじちゃんに出会った

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長崎県五島の嵯峨島。珍しい海蝕崖や国立公園の絶景が望める小さな島です。定期船で渡りました。散策中にきびなごを干すおじちゃんに出会い、女岳山頂まで連れていってもらうことに。そのマイバイクがすごかった♪

嵯峨島

こんにちは、さんごです。
(*’ω’*)

2014年の初夏に、
長崎県五島の嵯峨島を訪ねました。

絶景のある嵯峨島ですが、
途中で出会った地元のおじちゃんが、
とても親切にしてくださって。

さらに楽しい嵯峨島巡りになりました。

(*´ω`*)

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嵯峨島(さがのしま)

特徴

嵯峨島は、
五島列島・福江島の西、
約4kmのところに浮かぶ小さな島です。

嵯峨島

「西海国立公園」や、
「日本の秘境100選」にも、
指定されています。

北の男岳、南の女岳の、
2つの火山の隆起でできた島で、

その形から「ひょうたん島」とも、
呼ばれています。

(*’ω’*)

島の西側は、
県指定天然記念物である、
海蝕崖が続いています。

※海蝕崖(かいしょくがい):海の波に削られてできた崖

島の東側は、
嵯峨島港の周辺に集落があり、
港から嵯峨島教会が見えます。

隠れキリシタンを先祖に持つ、
カトリック信者も多い地域です。

また、
古くから伝わる、
「オーモンデー」が有名。

オーモンデーは、
お盆の時に霊を供養するための、
地元の念仏踊りで、
県指定無形民俗文化財です。

島は昔、
遠島された流人や、
平家の落人の島でもあったそうです。

島の名は、
京都の嵯峨野に由来するとも。
(゜o゜)

主な施設は、
カトリック嵯峨島教会、
嵯峨島へき地診療所、
五島市立嵯峨島小中学校。

集落の外には、
西海国立公園区域内を見ることができる、
展望台・園地・遊歩道があります。

アクセス

◆住所
〒853-0611
長崎県五島市三井楽町嵯峨島

島内マップ

島内散策には、
こちらのマップが便利です。

PDF → 嵯峨島ウォーク&サイクルマップ(五島市観光協会)

定期船

定期船「さがのしま丸」
貝津港→嵯峨島港まで約15分(航路約6km)
料金:片道460円、往復880円(2日間有効)

時刻表はこちらをどうぞ→五島市まるごとう「五島市内の交通アクセス」

※1日3便(学校がある期間は4便)
※定期船には自動車は載せられません。
嵯峨島旅客船:TEL 0959-84-2785

レンタサイクル

嵯峨島レンタサイクル
料金:500円(3時間)、1,000円(7時間)
延長料金:200円/1時間

貸出場所:中村商店(嵯峨島港すぐそば)
TEL:0959-84-4134
携帯:080-2695-1300

営業期間:毎日(12/29~1/3休み)
営業時間:9:30~15:50(最終受付14:00)
※臨時休業もあります

自転車は、
電動アシストタイプ、3輪タイプもあります

(*^^)v

旅レポ

定期船で渡る

五島市福江島の、
三井楽町貝津(かいつ)港へきました。

貝津港

島に渡る前に、
水などの飲み物を、
事前に買っていきましょう。

(島に渡ると手に入れにくいので)

貝津港

渡船場の前の広場に、
車を止めました。

さて、
どんな船に乗るのかな?

貝津港

桟橋の右についている白い船が、
嵯峨島へ渡る定期船でした。

嵯峨島旅客船

景色を見ながら、
15分ほどの船旅。

そして、
嵯峨島港に着きました。

嵯峨島

よい天気♪
( *´艸`)

町並み

左を見て、

嵯峨島

右を見て、

嵯峨島

あら~。
シンプル。
(@_@)

ターミナルのようなものもなく、
さてどっちに行ったものか。

ふと見上げると、
右側の丘の上に、

十字架のようなものが。
(゜o゜)

きっと、
嵯峨島教会だ。

ということで、
右方向に進んでみました。
( ̄▽ ̄)

すぐに左側に現れたのは、

嵯峨島郵便局

郵便局です!

嵯峨島郵便局

嵯峨島簡易郵便局。

普通の民家のようですね。
(*’ω’*)

嵯峨島教会

さらに進んでいくと、
教会がありました。

嵯峨島教会

嵯峨島教会。
(*´ω`*)

日本家屋に白い入口。
可愛いですね。

※嵯峨島教会の詳細はこちらをどうぞ。

教会の高台からは、
美しい海が見えました。

嵯峨島

すてきな眺めです。

千畳敷

教会に来た道を、
さらに進んでいくと、
男岳を登って行きます。

でも私たちは、
さっき見た看板が気になって、
郵便局のところまで、
戻ってきました。
( ̄ー ̄)

嵯峨島

この看板です。

千畳敷ですって。
きっと眺めのよい海岸ですよね。
(*’ω’*)

ここから450mと書いてあるので、
こっちに行ってみることにします。

お家がぽつぽつとある、
少し上りの道を進みます。

すると、
こんな広場に出ました。

嵯峨島

千畳敷の案内のある方へ、
進みます。

嵯峨島

うわぉ!

嵯峨島

ダイナミックな眺め。

嵯峨島

吸い込まれそう。。
(@_@)

千畳敷は、
火山噴出物が何重にも重なり、
それを波が洗ったり削ったりすることで、
このような独特の景観を、
つくり出しています。

嵯峨島の千畳敷は、
スケールが大きい。

嵯峨島

すごいなー。
(*´ω`*)

オーモンデーと呼ばれる、
お盆の念仏踊りも、
ここで踊られています。
(・o・)

オーモンデー

オーモンデーとは、
毎年8月14日に演じられる、
嵯峨島独特のお盆の念仏踊りです。

1960年(昭和35年):長崎県指定無形民俗文化財指定
1971年(昭和46年):国の選択無形民俗文化財指定

鉦(かね)が2人2組、
踊り手は10~12人の構成で、
輪になって踊ります。

お盆の供養なので、
鉦の音や歌は、
哀愁をおびた雰囲気ですが、

衣装は南洋の国のような、
華やかさですよ。

※オーモンデーの写真はこちらで→オーモンデー(五島市観光協会)

女岳(めだけ)

千畳敷から、
広場のところまで戻り、

嵯峨島

左の方へ進むと、
女岳(めだけ)へ行けます。

女岳は、
標高130m、
楯状(たてじょう)火山です。

そちらへ向かって、
てくてく歩いていると、
道のそばに、
ネットを張った板張りが。
(゜o゜)

嵯峨島

真ん中で、
おじちゃんが何か作業しています。

板に撒かれているのは、
どうもお魚っぽい。
(@_@)

思わず声をかけました。

「おじさん何を干してるんですか?」

「きびなごだよー」

ほう、
きびなごの天日干しかぁ。
(・o・)

珍しいもの見たな~、
と思いながら、
その場を離れようとすると、

そのおじちゃんが、
声をかけてくれまして。
(゜o゜)

「女岳に行くんかい?」

「登りの道でちょっと遠いから」
「わしが送っちゃろうか?」

٩( ”ω” )و

もちろん喜んで、
お願いしました。

さてこちらが、
おじちゃんが持ってきてくれた愛車。

嵯峨島

え!?
(・ω・ノ)ノ

こ、これですか?
(@_@)

めちゃビックリしたんですが、
ちゃんと後に、
大きめの荷物も乗せられる、
立派な荷台が。

嵯峨島

わははー。
おじちゃんステキ♪
ぜひ乗せてくださいっ!

嵯峨島

運転するおじちゃんの背中。

嵯峨島

荷台に乗って、
揺られていく私の足です。
( *´艸`)

せいいっぱいの馬力で、
トロトロトロトロと、
なだらかな山を登り、

女岳山頂に着きました。
女岳園地です。

嵯峨島

うわぁ。
やっぱりすごい景色だ。

嵯峨島

左上の山は、
島の反対側の男岳です。

嵯峨島

誰かにお散歩に連れてきてもらった、
ワンちゃんたち。

この後は、
また車に乗せてもらって、
もとの所まで戻りました。

実は女岳は、
この先にもまだ見どころがありまして。
(゜o゜)

女岳火口展望所まで行くと、
嵯峨島ならではの、
海蝕崖が見られるのです。

わが家は、
高所恐怖症がいるので(^^;)、
断崖を臨む場所はパス。

有名な絶景なので、
断崖が怖くない方は、
是非行ってみてください。
(*´ω`*)

嵯峨島海蝕崖の写真などはこちらで→嵯峨島火山海食崖(五島市観光協会)

男岳(おだけ)

男岳は、
標高150m、
臼状(きゅうじょう)火山です。

こちらにも、
登っていくことができます。

今回は時間がなく、
行きませんでした。

小野神社

小野神社は、
女岳の中腹にあります。

千畳敷から女岳園地への道から、
行くことができます。

そばを通ったのですが、
おじちゃんの車に乗っていたので、
寄りませんでした。

八幡神社・金比羅神社

嵯峨島港のすぐ近くには、
八幡神社と金比羅神社があります。

こちらも今回は、
行きませんでした。

嵯峨島小中学校

女岳から港近くに、
戻ってきました。

帰りの船の時間まで、
もうちょっとだけあるので、
集落を少し歩きました。

嵯峨島

嵯峨島小中学校ですね。

何人くらい生徒さんが、
いるのでしょうか。

嵯峨島

正門から校舎まで、
きれいに手入れされています。

ガーデニングが素敵ですね。
みんなでお世話しているのかな~。
(*´ω`*)

嵯峨島港からまた船に乗って、
帰りました。

3便で行って、
4便で帰ったので、
約2時間の滞在でした。

町並み、教会、景勝地に、
おじちゃんとの出会い。

(*’ω’*)

満喫した旅の一日でした。

旅あるある

嵯峨島の思い出は、
きびなごおじちゃんに尽きます。
( ̄▽ ̄)

観光客の問いかけに、
気持ちよく応えてくれて、

その上、
仕事を置いて、
島内を案内してくださって。

途中、
島の歴史から、
息子さんの話や、
お孫さんの可愛さも、
いろいろお聞きしました。
( *´艸`)

知らない土地で、
うろうろしている時に、
温かく迎えてもらえるのは、
とっても嬉しいですね。

こういう出会いが、
旅を忘れられないものにします。

きびなごおじちゃん、
ありがとうございました♪

(*^_^*)

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