
芦屋海岸に今年も巨大な砂像サンドアートが出現しました。テーマは動物。ジャングルの木々は揺れ、動物たちはゆっくりと歩き出しそうです。昼間は精緻な砂像を鑑賞。夜はライトアップや花火、音楽イベントが楽しめます。
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こんにちは、さんごです。
福岡県遠賀郡芦屋町の、
「あしや砂像展2019」に行ってきました。
砂像とは砂で作ったオブジェです。
小さい頃、
砂場で砂を固めて、
お城とか作ったなぁ。。
プロが作るサンドアートって、
どんなでしょうね。
夜はライトアップもしているので、
一日で昼も夜も楽しんでしまいましょう!
概要(2019)
あしや砂像展は、
1992年にあしや夏まつりで制作された、
高さ2mの巨大タコの砂像から始まりました。
1995年からは、
「砂浜の美術展」として、
毎年開催されるようになった、
福岡県芦屋町のイベントです。
毎年、
「時代(とき)を受け継ぐ者たちへ」
~アジアからのメッセージ~
(1998年第4回)
「ようこそ夢の世界へ」
~砂幻像(まぼろし)のメルヘン城~
(2002年第8回)
などのようにテーマが決められて、
様々な砂の像が展示されてきました。
※以上芦屋町HP「砂浜の美術展のあゆみ」より
2006年を最後に、
中止されたようですが、
2014年から、
「あしや砂像展」として、
9年ぶりに復活したそうです。
2019年のテーマ
2019年は、
「時空を越えて 動物Ⅰ」
~絶滅危惧(レッドリスト)の生きものたち~
です。
日時、場所、料金
日時
2019年10月18日(金)~11月4日(月)
10時~21時
(入場は20時半まで)
場所
芦屋海浜公園レジャープール
アクアシアン内特設会場
料金
大人 500円
65歳以上 400円
障がい者 300円
小・中学生 200円
※再入場が可能です
※手の甲に見えないスタンプをポン!
アクセス、駐車場
〒807-0133
福岡県遠賀郡芦屋町大字芦屋1455-284
芦屋海浜公園レジャープール「アクアシアン」
●芦屋タウンバス
遠賀川駅「海浜公園行き」乗車→芦屋海浜公園入口下車→徒歩5分
遠賀川駅「芦屋中央病院・はまゆう団地行」乗車→芦屋役場前下車→徒歩10分
●北九州市営バス
JR折尾駅「芦屋行」乗車→芦屋町役場前下車→徒歩10分
●自動車
北九州方面から:国道3号線→今古賀交差点を右折→芦屋方面へ
福岡方面から:九州自動車道鞍手ICより車で約30分
無料駐車場 1,000台分あり
イベント予定
毎日開催イベント
●音と光のショー
平日:19時~、20時~(2回)
土日祝:20時~
音と光と砂像のコラボレーション
●ライトアップ
18時頃~
昼間とは違う幻想的な砂像の美しさ
●砂遊びコーナー
10時~17時
自由に砂遊びができます
土日祝イベント
●あしやうまいっちゃ広場
(10/19、10/20、10/22、10/26、10/27、11/2、11/3、11/4)
町内外から地域のグルメが大集合
カレー、うどん、ハンバーガー、焼鳥、ソフトクリームなど
●自衛隊太鼓演奏
(10/26)
航空自衛隊他芦屋基地太鼓部「鼓道」による迫力の太鼓演奏です
11時、14時、16時の3回
●公開砂像制作
(10/26、10/27)
砂像ができあがる過程を、目の前で見ることができます
●子ども縁日
(10/19、10/20、10/22、10/26、10/27、11/2、11/4)
宝釣り、射的、千本くじ、缶バッジ制作、クイズラリーが楽しめます
10時~15時
●ステージイベント
(10/19、10/20、10/22、10/26、10/27、11/2、11/3、11/4)
サックスや金管楽、ゴスペルなどの生演奏
18時45分~19時15分
11/3:レディバスによるコミカル昭和歌謡ショー(15時~15時30分)
10/19:本場ハワイ仕込みのフラダンスショー(18時~)
●仮装イベント
(10/27、10/31)
今年のテーマ「動物」かハロウィンの仮装をして来場すると、
入場料が無料に
また仮装してきた方先着100名に、
場内売店で利用できる300円分の割引券を進呈だそうです
●打ち上げ花火
(10/19、10/20、10/26、10/27、11/2、11/3、11/4)
音と光のショー終了後に打ち上げ花火があります
●砂像制作コンテスト
(10/20)
10団体による砂像制作コンテスト
●カラーサンドアート体験
(10/26、10/27)
オリジナルのカラーサンドアートが作れます
10時~15時
問合せ先
あしや砂像展実行委員会(芦屋町観光協会)
TEL 093-223-3481
おすすめの服装
海岸沿いなので、
昼間お天気がよくても、
夕方になるとかなり肌寒くなります。
長袖シャツに、
トレーナーやパーカー。
寒がりさんはその上に、
薄いコートやウインドブレーカーがあったほうが、
安心ですよ。
砂像のある会場は、
床も砂です。
でも、
砂はしっかり固められていますし、
通路には固いゴム製の床板が敷かれているので、
ヒールの靴でも大丈夫です。
昼間の砂像たち
では、
あしや砂像展2019の会場と、
サンドアートをご紹介します。
会場周辺と入口

会場のアクアシアン入口です。
右の方に券売機があります。

建物のすぐ目の前に、
無料の駐車場があります。
券を買って、
入場すると、

さっそく芦屋町のアッシーくんが、
砂像になってお出迎え。
さて、
メインの砂像たちはどこに?

なんと、
長ーい行列が!
列の向こうに、
入口があるようです。
さすが日曜日ですね。
(ちなみに)
(右手にちらと見えるのは)
(スライダーのある大きなプールです)
かなり並んでいましたが、
15分くらいで入口に到着しました。

砂像を見るための順路があって、
ゴム板の通路が作られています。
そこを並んで進むので、
列ができるんですね。
私たちもゆるゆると、
列に従って鑑賞していきました。
国内交流ゾーン
順路の最初は、
国内交流ゾーンとコンテスト会場です。
航空自衛隊芦屋基地交友会や、
大学、高校、中学の美術部などの、
作品が並んでいます。



学生や愛好家の作品ですが、
けっこうクオリティ高い。
というか、
こんなに大きくて、
繊細な砂の彫刻って、
どうやって作っているんだろう。
作り方の説明がありました。

木枠を作り、
中に砂を入れ、
水を加えてかき混ぜ、
ぎゅうぎゅう押して固めるんですって。
言うのは簡単だけど、
大変そう。。
そして、

木枠の一部を外して、
上から彫刻していきます。
形ができたあと、
凝固剤を塗るので、
雨が降っても、
しばらくは大丈夫なんだそうです。
さらに進むと、
こんなすごい作品も。


うわぁ。
迫力。

きりんの模様まで、
丁寧に作られています。

こちらは、
「寿司ネタから消える魚たち」
というタイトルでした。
中学生グループの作品です。
可愛いですね。
メインの砂像展示
さあ、
メインの砂像たちです。
ここから一気に、
サイズが巨大になります。
遠景はこんな感じ。

ひとつの作品が、
こんなに大きいとは。
1番 絶滅した生きもの
制作:マック・ディビッド(ベルギー)

いきなりすごい。

ナウマンゾウ?とドードー鳥?が、
怒っている。。
2番 母なる海(オセアニア)
制作:ワン・ジエ(中国)

海にたゆたう感じが分かる。
藻のようなものの奥って、
どうやって彫刻するんでしょう?
砂だから、
すぐ壊れちゃいそうです。
3番 アマゾンの密林(南アメリカ)
制作:マリエレ・ヘッセルス(オランダ)

こちらもすごい。
ジャングルだ。。

なまけものの毛並みが。。

バクの顔、怖いです。
4番 狩猟がもたらす悲劇(北アメリカ)
制作:ナイル・マギー(アイルランド)

こんなに立体的で迫力あるけど、
このバイソンの厚みは薄い。
とてもそう思えない遠近感です。
5番 パンダ発見の物語(ユーラシアI)
制作:ワン・ジエ(中国)

パンダはこうやって、
見つかってしまったのですね。
6番 四川省の深い森(ユーラシアⅡ)
制作:レオナルド・ウゴリニ(イタリア)

うしろの作品が「四川省の深い森」です。

揺れる木々までほんとうにリアル。。
12番 パンダ
制作:マリエレ・ヘッセルス(オランダ)
そして、
前にいる2頭のパンダは、
マリエレの作品。

寄り添うパンダ。
ふわふわな毛並み。
砂でできているなんて不思議です。
ものすごく可愛い、
と思えるほど精巧。
彼らも絶滅危惧種なんですね。
8番 滅びゆく日本の生きもの(日本)
制作:大工園 昭則(日本)

日本の絶滅危惧種って、
なんだろう。
思わず調べてしまいました。。
ツキノワグマ
コウノトリ
シマフクロウ
ヤンバルクイナ
アオウミガメ
オオサンショウウオ
オオワシ
イリオモテヤマネコ
エゾオコジョ
・・・
9番 生きものたちの聖域(アフリカ)
制作:スー・マクグリュー(アメリカ)

今回私は、
この作品が一番好きでした。
精巧さも迫力もすごいけど、
動物たちの表情が、


美しい。
私たちをしっかり見つめている。
10番 極寒に生きる(南極)
制作:大工園 昭則(日本)

夜中になったら、
きっと歩いてるね君たち。
その他の作品
7番 草原を駆ける(ユーラシアⅢ)
ヨーリス・キヴィッツ(オランダ)
11番 消え行く王国(北極)
大工園 昭則(日本)
この2つ、
写真撮りそこないました。
残念。
ライトアップされた夜の砂像
昼間に見たあと、
あしやうまいっちゃ広場や、
一旦外に出たりして時間をつぶし、
18時にまた、
会場に行きました。

ライトアップや、
音楽、花火が楽しめます。
今回私はライトアップのみ。

2番の母なる海です。
美しいですね~。

10番極寒に生きるのぺんぎんたち。
温かいオレンジ色が似合う。

6番四川省の深い森と12番パンダ。
パンダが北極の白クマに見えるけど、
それはそれで美しい。
まとめ
福岡県芦屋町で、
こんなステキなイベントがあっています。
大きくはない会場ですが、
砂像の素晴らしさを存分に楽しめます。
ぜひ昼と夜の砂像、
どっちも見てみてくださいね。
最初は、
砂で作る像ってどんなだろう。
でっかいのかな~。
そんな感じで行ってみたのですが。
テーマである、
絶滅危惧種の動物たちから、
たくさんのメッセージを受け取った気分です。
なんだか考えさせられました。
それくらい、
サンドアートが精巧でリアルでした。
すごいな、
アーティストって。

コンテスト会場の作品です。
最近わが家でお気に入りのチコちゃん。
ボーっと生きてんじゃネーヨ!
はい!
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