福岡市で毎年GWに開催される博多どんたく。三福神に「祝うたァ!」と祝福され、市民による踊り、ダンス、マーチングなどを楽しむお祭りです。大きな花自動車も名物。200万人の観客と一緒に盛り上がる2日間です。

こんにちは、さんごです。
(*’ω’*)
福岡市のお祭り、
博多どんたくを楽しんできました。
博多どんたくの特徴、催しの詳細、
アクセス情報などを紹介します。
最後に、
三福神の「祝うたァ!」も。
( *´艸`)
博多どんたく
※2019年の第58回博多どんたくの情報を記載しています。
歴史と概要
博多どんたくは、
正式には「博多どんたく港まつり」といいます。
毎年5月3~4日の2日間、
福岡市で開催される、
延べ200万人の観客数を動員する、
日本有数のお祭りです。
840年前の1179年(治承3年)に始まったとされる、
「博多松囃子(まつばやし)」が起源です。
また「どんたく」の語源は、
オランダ語の休日という意味である、
「Zondag(ゾンターク)」ですって。
1962年(昭和37年)に、
市民総参加の福岡市民の祭りとなり、
地元の学校や企業、
地方や外国からの団体など、
様々なグループによる「どんたく隊」が、
パレードや30か所以上の演舞台で、
趣向を凝らしたパフォーマンスを、
華やかに披露します。
お祭りの特徴
市民総参加でパフォーマンス
博多どんたくは、
小さい子供から年配者まで、
多くの市民が参加するお祭りです。
大通りを闊歩し、
ステージ上で踊り、
賑やかで元気な博多っ子たちが、
パフォーマンスを披露します。
主な催しは、
前日から開催を祝う前夜祭、
三福神が市中を回る博多松囃子、
30数か所の演舞台で行われる市民パフォーマンス
踊り、ダンス、マーチングなど多彩で楽しいパレード、
見物客も参加してみんなで踊る総踊りなど。
名物の花自動車も3日間市内を巡ります。
観光桟敷で見るもよし、
沿道で好きなグループを追いかけながら見てもよし。
もちろん、
沿道にも各公園などにも露店が出ていて、
どこに行ってもお祭りが楽しめます。
(*^^)v
博多どんたくの歌
通りや広場では、
パフォーマンスの合い間に、
軽妙な歌が流れていました。
(・o・)
博多どんたくの歌なんだそうです。
「ぼんち可愛いや」
♪ぼんち可愛いや寝んねしな
♪品川女郎衆は十匁
♪十匁の鉄砲玉
♪玉屋が川へスッポンポン
おやおや、
子どもには説明しにくい歌詞ですね。
(;^ω^)
なんとなくふわ~と流れているので、
あまり気になりませんが、
最後の「スッポンポン」が、
耳についてます。
(@_@)
肩裏(すらせ)
博多どんたくの会場内外では、
こんな恰好をしている人が、
いっぱいいます。


これがどんたくの衣装。
肩裏(すらせ)という、
羽織を裏返して着る着方が粋という。
「かるさん袴」をはいて、
背中に「預かり笹」と呼ばれる飾りを挿し、
頭には頭巾や、
博多にわかのにわか面を付けるのだそうです。

みんな背中に挿してました。
でも、
頭巾やにわか面は、
あまり見なかったなぁ。
(にわか面というのは)
(上の写真の右下のお面のことです)
しゃもじ
どんたくでは、
踊ったり歩いたりするときに、
両手にしゃもじを持って、
叩いて鳴らします。
かちかち鳴って、
風情がありますよ。
(*´ω`*)
(観客は写メに一生懸命だから)
(両手がふさがるしゃもじは)
(持ってる人は少ないでーす)
一束一本(いっそくいっぽん)
博多どんたくの起源でもある、
松囃子の行列で、
三福神が家や会社を祝って回るのですが、
その時に、
祝賀を受けた者が、
神様に返礼品を贈ります。
それが一束一本。
半紙1束と白扇1本のことで、
三方に乗せて渡します。
どんたくに雨はつきもの
博多どんたくの開催日は、
雨が降ることが多いそうです。
2019年は2日間とも、
とてもよいお天気。
「今年は雨が降らんかったねー」
という天気のご挨拶が、
あちこちでされていました。
地元では、
どんたくに雨はつきもの、
というのが当たり前なんですって。
(・o・)
花自動車
私が子どもの頃、
福岡市内では、
路面電車が走っていました。
その頃どんたくに連れてきてもらって、
花電車を見た覚えがあります。
(たしか)
(たくさんの造花で飾られていた)
(だから花電車)
(*´ω`*)
路面電車が廃止された今では、
代わりに、
花自動車が走っています。

(花というより電飾ですね)
これも博多どんたくの名物です。
( *´艸`)
総踊り
博多どんたくのフィナーレは、
「総踊り」です。
( `ー´)ノ
2日間あちこちで踊った人たちと、
それを見て楽しんだ観客が、
みんな一体となって、
しゃもじを鳴らし踊って楽しみます。
最後は博多一本で手締め。
(*’ω’*)
各催しの詳細(日時、場所)
博多どんたく全体
◆日時
5月3日~4日 9:00~21:00の間
※前夜祭は5月2日 16:30~20:30
◆メインの場所(パレードなど)
福岡市呉服町~天神中央公園(どんたく広場)
はかた駅前通り(どんたくストリート)
◆演舞台(ステージ)
天神、博多駅前、渡辺通周辺(23か所)
その他(13か所)
前夜祭
◆概要
どんたくを前夜から楽しみます。
スペシャルゲストも登場。
2019年は、
藤あや子、北山たけし、大江裕
◆場所
福岡国際センター
◆日時
5月2日 16:30~20:30
◆その他
入場整理券が必要です
式典
◆概要
福岡市民の祭り振興会の関係者が集まり、
「博多どんたく港まつり」の開会を宣言する。
各地の親善大使の紹介なども。
◆場所
港本舞台(中央ふ頭イベントバース)
◆日時
5月3日 10:00~
博多松囃子(まつばやし)

◆概要
博多どんたくの起源である、
博多松囃子の三福神(福神、恵比寿、大黒)
の3つの流れと稚児流の計4つの流れが、
市中を祝福して回ります。
祝ってもらった方は、
一束一本をお返しします。
◆場所
福岡市内
◆日時
5月3日4日 9:00~17:00
はかた駅前通りどんたくストリート

◆概要
博多駅から伸びる大通りが、
パフォーマンスのステージになります。
午前中のストリートでの演技は、
ここで見ることができます。
◆場所
はかた駅前通り
◆日時
5月3日 10:00~11:30
5月4日 10:00~13:00
どんたく広場

◆概要
各どんたく隊が、
それぞれのパフォーマンスを披露しながら、
天神までの1.3kmを進みます。
どんたくのメイン行事です。
午後のパレードはここ。
◆場所
明治通り(呉服町→天神)
◆日時
5月3日 13:00~19:00
5月4日 15:00~20:00
演舞台


◆概要
どんたく隊がお祝いの演技を、
披露する場所です。
市役所、区役所、商店街など、
34か所に舞台が設置されています。
◆場所と日時
天神、博多駅前、渡辺通周辺(21か所)
その他(13か所)
(赤坂、大濠、平尾、大橋、マリンメッセ、百道、姪浜、別府、野芥、香椎、福岡空港)
※詳細は→第58回 どんたく演舞台会場のご案内
マーチングフェスティバル

◆概要
幼・小・中・高・大学・企業・諸官庁のマーチングバンドが、
華麗な演奏パレードや演技を披露します。
◆場所と日時
どんたく広場(明治通り)
5月4日 15:00~17:00
お祭り本舞台(市役所ふれあい広場)
5月4日 16:30~18:30
他都市どんたく隊
◆概要
九州各地や国内他都市、海外のお祭りが、
どんたく広場や演舞台に参加します。
◆場所
どんたく広場(明治通り)
はかた駅前どんたくストリート
各演舞台
◆日時
5月3日、4日
コンクール
◆概要
どんたくにちなんで、
人気投票と写真コンクールが催されます。
人気投票は、
「あなたが決めるどんたく隊賞」
よかったと思うどんたく隊を投票すると、
賞品が当たります。
※詳細は→第58回(2019年度)どんたく隊人気コンクールについて
写真コンクールは、
「どんたく写真コンクール」
自分が撮ったどんたくの写真で応募し、
入賞すると賞品がもらえます。
※詳細は→第58回(2019年度)どんたく写真コンクールについて
総踊り
◆概要
どんたくのフィナーレ。
見学者の参加が可能。
◆場所
どんたく広場(明治通り)
◆日時
5月4日 18:50~19:20
にしてつ花自動車

◆概要
造花やLED電球で華やかに装飾した大型車。
人気のキャラクターなど2019年は4台が、
市内を巡回する。
◆場所
市内幹線道路
天神~大濠~姪浜~別府~渡辺通~博多駅など
◆日時
5月2日~4日 10:00~21:00の間
5月5日はかしいかえんに終日展示
どんたくクルーズ
◆概要
市営渡船やレストランシップで、
博多港湾内をクルーズできます。
※事前手続きが必要です。
また海上保安庁巡視船の見学もあります。
◆船の場所と日時
<どんたくナイトクルーズ>
ベイサイドプレイス博多
5月4日 19:30~20:30
※事前公募
<マリエラどんたくるーず>
ベイサイドプレイス博多
5月3日 19:00~21:10
5月4日 19:00~21:10
※要予約
<巡視船らいざん一般公開>
中央ふ頭イベントバース
5月3日 13:00~15:00
5月4日 9:30~11:30
5月4日 13:00~15:00
観光桟敷席
どんたくパレードを、
有料の桟敷席から観覧することができます。
◆場所
水上公園敷地内
◆日時
5月3日 13:00~18:30
5月4日 15:00~19:30
◆チケット
どんたく焼印しゃもじ付き
5月3日券
前売券:3,500円 当日券:4,000円
5月4日券
前売券:3,000円 当日券:3,500円
※当日券は水上公園横案内ブースにて。
※前売り券は→観光桟敷券発売開始のお知らせ
どんたく情報はここで確認
パンフレット

博多どんたくに行った時は、
パンフレットを入手すると、
楽に効率よく、
お目当てのどんたく隊や、
三福神、花自動車に会うことができます。
(*´ω`*)
このパンフレットには、
・どんたくのルーツ
・主な催し
・どんたく広場のプログラム
・はかた駅前ストリートのプログラム
・どんたく全体の案内図
・各演舞台の場所と時間
・花自動車運行予定表
・マーチングフェスティバルプログラム
などが載っています。

パンフレットは、
各演舞台に置いてあり、
無料で貰えます。
※サイトからDLする場合は→こちら
どんたく案内所
会場の数か所に、
「どんたく案内所」があり、
観光客や見物客を対象に、
パンフレット・チラシの配布や、
問い合わせに対応しています。
※詳しい場所は→ 第58回(2019年度)案内所の設置について
公式ホームページ
博多どんたくの公式HPには、
詳しい案内があります。
こちら→博多どんたく港まつり
パンフレットなどのダウンロードもできますし、
期間中、
三福神が今どこにいるの?
という情報も分かりますよ。
( *´艸`)
交通アクセス
◆「はかた駅前通り」までのアクセス
JR九州:博多駅→徒歩3分
市営地下鉄(空港線):博多→徒歩3分
西鉄バス:博多駅前バス停→徒歩3分
※路線によってバス停の場所が違います。※参考→西鉄バス
◆「どんたく広場」までのアクセス
市営地下鉄(空港線):中洲川端→すぐ
徒歩:天神→10分、博多駅→20分
◆駐車場
博多どんたくのための、
特設・臨時駐車場は用意されていません。
市内の有料駐車場は利用できますが、
連休中であることと、
どんたくの交通規制とで、
空いている駐車場を見つけるのは、
難しい状況になります。
また、
どんたくの2日間は、
特別料金になる駐車場もあります。
(^^;)
おすすめはパーク&ライドです。
天神への駐車ポイント:
西鉄大牟田線、福岡市営地下鉄、西鉄バスの沿線
博多駅への駐車ポイント:
JR九州鹿児島本線、福岡市営地下鉄、西鉄バスの沿線
(*’ω’*)
問い合わせ
福岡市民の祭り振興会
9:00 ~17:00(土日祝日休)
※毎年1月15日~6月15日までの問い合わせ。
福岡市博多区博多駅前2-9-28 地下1F
TEL:092-441-1170
FAX:092-441-8557
※上記期間以外の問い合わせ。
福岡市博多区博多駅前2-9-28-6F
(福岡商工会議所 地域振興部)
TEL:092-441-1118
FAX:092-441-1149
三福神の祝福「祝うたァ!」

博多松ばやしの三福神は、
福神、恵比須、大黒天です。

福神

夫婦恵比寿

大黒天
この三福神が、
各所を祝ってまわります。
ちょうど、
博多駅前の西日本シティ銀行に、
祝福に訪れたところに出会いまして。
(゜o゜)
じーっと見ていたら、
その祝い方がユニーク。
受付る方に向かって、
口上を述べ、
深く礼をしたあと、

お付きの皆さんが、
勢いよく万歳しながら、

「祝うたァ!」
とひと言。
うわぁ、
ビックリした。
(・ω・ノ)ノ!
「祝うたァ!(いおうたぁ)」とは、
神様が祝ったぞ、
という意味ですね。
キレが良くて、
いなせな感じ。
「祝うたァ!」
ものすごく、
祝われた気がしました。
かっこいい♪
ヽ(^。^)ノ
※期間中三福神の現在はコチラ→博多どんたくHP
博多どんたく。
伝統のお祭りの、
楽しみ方はいっぱいです。
(*´ω`*)
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